« コミティア75 | トップページ | 『県庁の星』 »

『単騎、千里を走る。』

高倉健を主演に迎えた、チャン=イーモウ監督最新作。

長年の確執で疎遠だった一人息子がガンで余命幾許も無い、と知った父親が、息子のやり残した仕事…仮面劇「単騎、千里を走る。」の撮影を果たそうと単身中国へ、という物語。

話自体には特別目新しい所は無いのですが、何しろ中国…言葉も通じない全くの異郷に一人、という所で奮闘する健さんを案じる(笑)内に気付けば作品そのものに引き込まれていました。

中国はやはりズルイというか(笑)、良い意味でデタラメな情景が次々と現れ、画面的にも楽しませてくれます。そうした中で獲得した現地の協力者達との触れ合いの中で健さんと共に観る者の心も動かされていくのではないかと。

作中では「単騎~」を演じる役者とその幼い子供、という形でもう一組の父子関係が描かれ物語に更なる深みと理解を与え、そして迎える少し意外な結末…。ラストカットも印象深かったです。

特筆すべきは、健さん以外、中国人キャストは全てが「素人」だということ! 全員現地の人だそうで…全く気付きませんでした(汗)。ただ、ガイド役にガイド職の人、村長役に本当の村長さん、というように現実での本人のプロフィールに合わせた配役のためか、今思うと“演技が上手い”というよりとにかく“自然”に感じられていたなあ、と。

観ながら浮かんだ素朴な疑問が「これ、主人公が日本人である必要あるんやろか…」。欧米トカの方がより異邦人としての性格が際立つんじゃ、と思ってしまったのですが、元々監督が健さんと意気投合して立ち上げた企画だそうで、じゃあ仕方無いかと(^^;

いやー久し振りに健さん主演作品観ましたけど、やっぱり渋カッコ良いですなー。ああいう年の取り方したいかも。不器用ですから(?)!

« コミティア75 | トップページ | 『県庁の星』 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
私も「単騎、千里を走る」を見ました。
健さん、携帯もデジカメも使いこなしてましたね。刑務所でIEEEケーブルとか出した時は、もうビックリですよ。
不器用なのは昔のことなのでしょうか。
ちょっと退屈な映画でしたが、景色がきれいだったのでよしとしました(笑)

>りまさん
 
どうも、こちらこそはじめまして。
そうですね、書き忘れてましたが健さんの各種機器の使いこなしには私も…というか観た人は皆驚いたのでは?
序盤でビデオを観る為にわざわざデッキを買って、電気屋さんに「使い方大丈夫?」なんて聞かれていたのに…。
私は携帯はともかくデジカメは持ってないので「むしろ負けてるーッ!?」なんて(^^;
携帯やデジカメ、ハッキリ言ってコレが無ければ映画が成立しない程の重要アイテムだったりしましたが、そういう所も面白かったかなと。
話が読めるぶん景色に期待していたのは私も同じでしたが、そこはもう満足、でした!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『単騎、千里を走る。』:

» 単騎、千里を走る』鑑賞 [☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!]
 『単騎、千里を走る』鑑賞レビュー! 単騎、千里を走る。 千里走単騎 2006年1月28日より 全国東宝系にてロードショー 製作国▶中国・日本 配給▶東宝 上映時間▶min108(1時間48分) 張芸謀(チャン・イーモウ)×高倉健 2人の夢が、世界に羽ばたく それは、映画「君よ憤怒の河を渉れ」 からはじまった コピー まごころが世界を変える ★スタッフ★ 監督▶チャン・イーモウ 脚本▶ツォウ・ジン... [続きを読む]

« コミティア75 | トップページ | 『県庁の星』 »

2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ