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『県庁の星』

県庁のエリート職員・野村が、出世の足がかり(となる筈)の民間との人事交流プロジェクトで派遣されたのはとんでもない三流スーパーで…、というお話。

スーパーで彼の教育係となる、接客は一流だがスーパーの抱える問題を積極的に正そうとするような事はしない、どこか諦観したような所のあるパート女性・二宮との交流がメインで物語は進みます。

全く異なる個性の持ち主である2人は当初反発しますが以下略…、としてもその先が容易に読める展開です(^^; ただ、そうした王道的展開だけに上手に撮ればさぞ面白いだろうし果たして、と考えて観てきました。

結論から言いますと「微妙」でした。決してつまらなくはありませんでしたが、「こうこなくちゃ!」と唸るまでの爽快感は与えてくれませんでした。

野村についてはまずまず良かったのですが、二宮も含めたスーパーの面々の描かれ方に少々問題が。序盤での衝突やダメさ加減の描写が不足しているため、山場での野村と和解・彼を見直し頼りにする、という所があまり盛り上がらないのです。

二宮にしても、作中において重要な役割を果たす事になる「気付くのがいつも遅すぎる…」という言葉を何度か発するものの、それがどんな背景(過去に一体何に“気付くのが遅くて”どんな過失を犯してしまったのか等)によって出てきた台詞なのかという事が描かれないので、どうにも説得力を欠く事に。

劇中、二宮には「早くに両親を亡くし、夜学に通わせている弟と2人暮らし」という事が示されるのでそこに絡んで何かあったのでは、と観る側が推測する事は出来ますがせいぜいそこまで。しかも、これは原作では子持ちの中年女性だった二宮を映画で柴咲コウに充てるための、言わば「後付け設定」なのだと後で知ってますますうーむ、と。

終盤で野村が始める県政での改革、それは流石に一朝一夕で成るような代物ではない、といったラストは好感が持てましたが、明確に「デートムービーにもしたかったので(監督インタビュー)」という事で生まれた改変部分にはちょっと…と感じてしまいました。

 

…↑のようなコメントを、『メゾン・ド・ヒミコ』の記憶も新しく「おっ柴咲の新作だ」と観に行った私が書くのも何ですけどねッ(ぉ!!

『メゾン~』DVD、どこも売り切れてたヨ…初回版大丈夫かなぁ><

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織田裕二X柴咲コウ主演 「県庁の星」が やはりランキングの1位になりました。 「踊る」シリーズの織田裕二 「世中」の柴咲コウ主演とあって見ごたえ充分です。 このふたりの過去の出演作ってほとんど失敗がないね。 織田裕二はスーツ姿で演技するけど 「踊るシリーズ」ほど力まずに自然な演技が出来ています。 柴咲コウは何を演じてもうまいですね。 今回もはまり役かもしれません。 それに内容は伊丹十三監督の 「�... [続きを読む]

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