« 旅に出ます。 | トップページ | 映画『UDON』 »

映画『スーパーマン リターンズ』

「“さよなら”」

文字通り誰もが知っているスーパーヒーロー・スーパーマンが(色々な意味で)帰ってきたッ!

故・クリストファー=リーブが演じた4作も当時観ましたが、面白かったのは『2』まででした(『2』の3人組は今でもお気に入り)。その後何度も復活の企画がコケ続けた事もあり、よもやの「新作確定」の報には普通に驚くと共に猛烈な不安に襲われたものでした(^^;

なにしろあの格好…ド派手な全身タイツ&マントがイタイのもさる事ながら、あまりにも判り易~い勧善懲悪的な世界観がもう今は通用しないのでは…しかも実写となるとますますさぶい事にッ…とつい考えてしまうのは私だけではないでしょう。

しかし予告編が意外に良かったのと、ブライアン=シンガー監督が『X-MEN』の3作目を諦めてまで取り組んだ、というエピソードからひとまず観てみよう、と。昨年の『バットマン・ビギンズ』が予想以上に良い形で復活した事がまだ記憶にも新しかった、というのも隠れた(?)ポイントです。

いざ観てみると、これがまた思いのほかしっくり。「よくぞ見つけた!」と言わずにはいられない、新生スーパーマン役のブランドン=ラウス。みた瞬間「……スーパーマンだ」と納得してしまいました。製作側の思うツボですな(笑)。あとはもう、現代の進んだ映像技術で描かれるスーパーマンの能力の絶大さは凄まじく、圧倒されると同時に手に汗握るワクワク感を観る側に生み出してくれます。

こうした強さの描写があるからこそ、のち弱点(例のアレです)をつかれてズタボロにされる所がまた際立っています。というか、ここは本当に痛々しい(つ_; 更にこれを受けて、彼を助けようと奮闘する者や彼の無事を祈る人々の姿が一層…という演出は王道ながら見事。

そう、正に「王道」。良い意味で皆が「こうこなくちゃ!!」と思う部分がてんこ盛りで、気持ち良くお腹いっぱいにしてもらいました。

スーパーマン不在の間に、ヒロインであるロイスに恋人と子供が出来ていて…という、ともすればドロドロになりがちな要素もなかなか上手いことクリアしており、この辺のバランス感覚も良かったでしたね。余談ですがロイスの恋人を演じているのがジェームズ=マーズデン…『X-MEN』でのサイクロプス役、というのが何とも皮肉(役回り的にも・笑)。

シリーズ定番の悪役・レックス=ルーサーを演じたケビン=スペイシーも良かったですね。一時期は善人を演じることが多かった彼ですが、やはりこういう役の方が肌に合うのでしょうか(笑)。

ルーサーはあくまで普通の人間なため彼とスーパーマンとの直接的な殴り合いといったものがクライマックスに来る事は無く、そこでカタルシス不足を感じる方もいるかもしれませんが、ある意味この部分…単に悪党を倒すというだけでなく、災害救助なども含めた大きな意味での能力の善用が「本来のスーパーマンらしさ」なのか、と個人的には目から鱗状態でした。

ちょっと尺が長いかもしれませんが私は全く気にならず、上で挙げた懸案事項も杞憂に終わってくれてバンザイ、な良作でした。

« 旅に出ます。 | トップページ | 映画『UDON』 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画『スーパーマン リターンズ』:

» スーパーマン リターンズ [スーパーマン リターンズ]
スーパーマン リターンズ [続きを読む]

« 旅に出ます。 | トップページ | 映画『UDON』 »

2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ